DexcomがFDAの措置により糖尿病セグメントが活況になっています。

米医療機器メーカー、Dexcom(デックスコム)社は、FDAの承認によって、糖尿病患者向け製品の需要が高まっている。4月28日、同社は2023年第1四半期の売り上げが2022年同期比で19%増加し、米国外での販売は27%増加したと発表した。G7デバイスの承認獲得に加え、新規患者数の記録更新、医療保険制度の改正による連続血糖測定(CGM)システムの対象化などもあり、同社の今後の成長は期待される。

Dexcom社は、血糖値の測定を行うセンサーを開発・製造している。糖尿病患者にとって、適切な血糖値管理は健康維持に不可欠であり、同社の製品はその支援に役立っている。FDAによるG7デバイスの承認は、同社の業績にとって大きな貢献となった。

また、2022年を超える新規患者数の記録更新や、4月から医療保険制度によるCGMシステムの対象化なども、Dexcom社の業績拡大を後押ししている。米国では、従来、糖尿病患者が持つ自己調整用のCGMシステムは医療保険の対象外であったが、本年4月から一部の製品が医療保険の対象となったことで、多くの患者がCGMシステムの導入を検討するようになった。

一方で、日本では糖尿病患者のCGMシステム普及率はまだ低く、同社の製品導入の障壁となっている。日本では、血糖測定に用いる指針が海外とは異なるため、それぞれの国の規格に製品を合わせる必要がある。しかし、Dexcom社は既に日本の規格に対応するため、同社の製品を日本市場に投入する準備を進めている。

今後も、米国外での販売拡大や、日本市場への進出など、Dexcom社はグローバルな糖尿病市場に目を向けている。同社の取り組みがそのまま市場拡大につながるかはわからないが、糖尿病患者の健康維持に必要不可欠なCGMシステムの普及に寄与することが期待される。

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