「インド、AE諸国の金融不安定には影響受けていない:RBIガバナーShaktikanta Das」

インド準備銀行(RBI)のシャクティカンタ・ダス総裁は、金融不安定要因の影響を受けず、インドの銀行システムが強靭であることを明らかにした。ダス総裁は、最近のマクロストレステストについて語り、融資リスクにおいて、スケジュールされた商業銀行が最低資本要件を厳しいストレス状況下でも満たすことができることが示されたと説明した。

ダス総裁によると、「2022年12月末時点で、インドの商業銀行の総不良債権率は4.41%であり、2022年3月31日の5.8%から低下し、2022年3月31日の7.3%からも低下した。また、現在のキャッシュリザーブ率(CRR)は16.1%で、最小法定要件にも遥かに上回っている。」と強調した。

また、ダス総裁は、米国と欧州の銀行業界で起きている状況から、個々の銀行には比較的安全と考えられていたバランスシートのセグメントからリスクが発生する可能性があることを指摘した。米国と欧州の多くの銀行が危機に陥っている中、RBIは各銀行の経営陣と取締役会が引き続き金融リスクを評価し、最低法定要件を超えた十分な資本と流動性バッファを構築することを期待している。

同様に、ダス総裁は、金融セクターの強靭性と安定性に焦点を当て、将来に備えた銀行は、財務面、運営面、組織面で強靭である必要があると述べた。

RBIは、資本充足要件、資産分類、備え要件、配当支払額、流動性管理フレームワークなど、様々な規制枠組みを設けており、定期的にマクロプルーデンシャル対策を展開することで、自身、および銀行自身が引き起こした体系レベルのリスクの蓄積を解消するための措置を講じている。

一方で、金融セクターの強靭性と安定性を向上させ、個々のエンティティがストレス状況下でも有効に対処し、国の経済発展に貢献し続けるために、RBIは、金融セクターの強靭性と堅牢性を高めるアプローチを取っている。

【参考記事】

ET Auto: India not adversely affected from financial instability in AEs: RBI Guv Shaktikanta Das

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