韓国自動車メーカーのKGモビリティ(旧・SSANGYONG MOTOR)が、新しい名前のもと、30,000ドルのフル電動SUVを発表し、欧州市場進出を目指す。
KGモビリティは、9月に持ち株会社KGグループが買収し、社名を変更した神骨(しんこつ)モビリティの4台の電動車両を、2月28日から開催されているソウルモビリティショーで初公開した。その中には、鉄リン酸リチウム(LFP)バッテリーを使用するTorres EVXも含まれており、1回の充電で500kmの走行距離を実現する。
欧州市場では、SSANGYONGが現在「Korando」と「Tivoli」を販売していることから、欧州市場での販路拡大が期待される。また、LFPバッテリーは安全性に加え、費用対効果に優れており、今後もBYDと提携を続ける計画という。
なお、SSANGYONGは、2021年4月に親会社のマヒンドラ・マヒンドラが買い手を見つけられずに清算する事態に陥っていたものの、KGグループが多数派株主を買収し、新たに社名を変更した。2022年には、ヨーロッパ市場で11,908台の販売を記録していた。
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